退職送別会での幹事の挨拶例

送別会での幹事は基本的に自分で挨拶はせずに、周りの上司に振るのが仕事です。硬すぎず柔らかすぎずに、明朗な発言を心がけて、送り出す方への感謝の念を心に抱いていれば、多少の事は許されますし、むしろ場が和むかもしれません。ご自分らしく発言されることが一番かと思いますが、基本的な手順をご紹介します。まず、送別会の開催を幹事として宣言し、上司をはじめご出席頂いた方々へお礼を述べます。そして、少し間をおいてから退職されるご本人の御主席に感謝を述べます。あとは、以下の様に続けてみては如何でしょうか。Aさんは勤続□年の間、誰からも信頼され、親切に、また時には厳しく後輩、部下を指導して下さいました。我々一同心からお礼申し上げます。このたび誠に残念ながら、退社なさいますこと、名残惜しく存じます。退社されてからもどうか健康に留意なされて、趣味である○○などに勤しんでもらえたら幸いと存じます。本日のささやかな歓送の宴で時間の許す限り御歓談頂きたく存じます。そして、退職者の新しい人生の門出を記念して、上司から挨拶を頂きます。上司の挨拶が終わったら、退職者ご本人から一言ご挨拶頂くという進行になります。最後に、花束やプレゼントを関連のある方から心を込めて渡してあげてください。

転勤(移動)送別会の挨拶例

転勤(移動)の送別会の挨拶は、退職ではないので、今後の付き合いのことも盛り込んで挨拶することがコツになります。どんな内容の転勤であっても、短めで明るく爽やかな挨拶が好印象を与え、場を和ませると思います。まず、送別会を開いてくれた事へのお礼を述べ、次に自分が何月何日で異動した(する)ことを伝えます。次に在職した年数とお世話になった事へのお礼を述べ、異動先の事を言える範囲で簡単に話し、今後の付き合いのお願いを述べます。そして、送別会開催へのお礼をもう一度して挨拶を終る感じで良いと思います。今後、また同じ職場で働くことがあり得ますし、何らかの連携を持つ可能性もありますので、心から感謝と今後のお付き合いを願うことが大切だと思います。心から願うことは必ずまわりの方々に伝わるからです。上記の基本を踏まえて、出席されるメンバーによってアレンジして頂ければ良いと思います。また、送り出す方の挨拶は、移動や転勤の内容によって気遣いが変わりますが、今後の付き合いを心からお願いして明るく送り出すことが重要かと思います。

送別会での司会者の挨拶

送別会は、退職や転勤等の種類や内容によって、その趣が随分と違います。会社の朝礼や各部署等で、花束を贈呈して形式的に済ます場合が多く、送別会は和気藹々とした飲み会に近いものが多いようにも思います。送られる方も送る方も、社会での人の付き合いというものは微妙なものですから、お互いに、あまり気を使いすぎず、できる限り楽しんでサラッと済ましたいというのが本音であり現実なのかもしれません。但し、人が人生に於いて最も多くの時間を過ごすのは職場であり、その職場での人間関係の如何によって、その人の人生の満足度が左右されると言っても過言ではありません。ついつい希薄になりがちな人間関係ではありますので、送別会を催すと聞いても、面倒に思ったりしぶしぶ付き合いで出席する方もおられるかと思います。そんな中、送別会の司会者は、凛として職場に集う人のあり方を導く必要があります。送別会の形式ではなく、人としての心や想いがまず重要だと思います。具体的な、基本の流れの一例を紹介します。まず、送別会を始める事の挨拶をして幹事に挨拶をしてもらいます。次に送られる本人に挨拶をしてもらいます。上司に簡単な挨拶と乾杯の音頭をしてもらい、イベントやプレゼントがある場合はここでその紹介をします。閉会の打ち合わせた時間になったら、閉会する事を告げて幹事に終わりの挨拶を幹事にしてもらいます。

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